素人には判らないアウトレット?

一見5~6,000円以上はする筈のものを3分の1     以下でゲット!!
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 他人(ひと)呼んで「フリマの女王」とも異名を持つ我が紫陽花の話。津和野の旅行中に二人で宿の周辺を散策中、とある種屋さんの覗き込んだところ、種や刀など刃物を中心とする農機具以外に高級磁器が並べられていた。しかも、それが「伊万里焼」である。何で津和野に伊万里焼が…と思われるかも知れないが、山口県では地元の萩焼以外に、磁器は有田焼や伊万里焼きが多く使われている。そう、紛れもなく、かの有名な鍋島藩の御用窯であった秘窯の里とも言われる大川内山(おおかわちやま)のものである。

以前別のSNSにて「有田・伊万里・唐津」の旅行記を書いた。3種の焼き物のうち、唐津焼磁器ではなく陶器である。素人なので確定はできないが、 今回のものはその絵付けの模様から鍋島「御庭焼」と推定される。彼女は当時鍋島「御庭焼」窯元を訪れた時、喉から手が出そうな位欲しかったようであるが、既に何万円ものお土産を買っていて、「普段使いにこんな贅沢は…」と購入を思いとどまっていた。 が、今回は意外にも安過ぎる陳列品があり、店主に尋ねたところ、「素人には絶対に判らない小さなミスがあります」と言う。私のような素人には判ろう筈もない。「どこが…」と尋ねても答えてもらえなかった。ここの展示物はすべてそのようなものだけを集めたもので、本場では商品価値がないものと判断される。但し一般磁器としてはちゃんとした高級製品であるという代物。

という訳で、彼女は自分用に喜んで購入を決意した次第! ちなみに、私用には唐津焼だが、当時2,500円でお気に入りの湯呑みが既に買ってある。

旅の楽しみは、「記念になる実用品」と「ちょっと贅沢な食料品」が我が家の方針である。必ずしもご当地品が良いものとは限らないし、既に代替品を所持していることもある。「土産物は高いばかりで旨いものなし」の喩もあるほどで、食品なども田舎だから、安いからと手に取ってよく見ると、輸入商社名が書いてあったり、明らかに外国製品を地場生産の如く売っているものが非常に多い。

要は、見分ける知識・能力も消費者には要求されているのが現代である。

 

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