以前別のSNSにて「有田・伊万里・唐津」の旅行記を書いた。3種の焼き物のうち、唐津焼は磁器ではなく陶器である。素人なので確定はできないが、 今回のものはその絵付けの模様から鍋島「御庭焼」と推定される。彼女は当時鍋島「御庭焼」の窯元を訪れた時、喉から手が出そうな位欲しかったようであるが、既に何万円ものお土産を買っていて、「普段使いにこんな贅沢は…」と購入を思いとどまっていた。 が、今回は意外にも安過ぎる陳列品があり、店主に尋ねたところ、「素人には絶対に判らない小さなミスがあります」と言う。私のような素人には判ろう筈もない。「どこが…」と尋ねても答えてもらえなかった。ここの展示物はすべてそのようなものだけを集めたもので、本場では商品価値がないものと判断される。但し一般磁器としてはちゃんとした高級製品であるという代物。
という訳で、彼女は自分用に喜んで購入を決意した次第! ちなみに、私用には唐津焼だが、当時2,500円でお気に入りの湯呑みが既に買ってある。
旅の楽しみは、「記念になる実用品」と「ちょっと贅沢な食料品」が我が家の方針である。必ずしもご当地品が良いものとは限らないし、既に代替品を所持していることもある。「土産物は高いばかりで旨いものなし」の喩もあるほどで、食品なども田舎だから、安いからと手に取ってよく見ると、輸入商社名が書いてあったり、明らかに外国製品を地場生産の如く売っているものが非常に多い。
要は、見分ける知識・能力も消費者には要求されているのが現代である。
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